ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
まさか……こんな夕方から飲みになんてこと─────!?

「お前なんて顔してんだよ」

……え? 私??

その言葉にパッと楓くんを見上げれば、なんだか呆れた様子で私を見下ろしていて。

「桜川、勘違いしてる」

「恋々愛ちゃんってホントわかりやすいよね!」

「風磨はお酒嫌い」

うっ……私、また顔に出てたのかな?

みんなは私の考えてることが丸わかりのようで……。

お酒を飲むわけじゃないとなると、他に考えられるのは──────────

…………あ。

「もしかして……バイト?」

「だろうな。あそこのバー時給高いって有名だし」
< 347 / 1,130 >

この作品をシェア

pagetop