ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
……!!!

ち、近い!!

「ヤスルトさんの格好でもしてばあちゃんちの様子見てきてくれてもいいけど? 顔バレしてないし」

キレイに整った顔が意地悪く微笑む。

ヤ、ヤスルトさんって……。

「まあ、変装しなくても小学生組に仲間だと思われて余裕で様子見できそうだけどな」

「なっ!!」

楓くん、絶対バカにしてるよね!?

「涼、恋々愛で遊ばないで」

…………あっ。

楓くんからそっと視線をずらせば、相変わらずのポーカーフェイスでジーッと楓くんを見上げる優羅くん。

「はいはい」

対する楓くんは、やれやれといった表情で自分の席に着いた。
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