ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
なんで私が……──────────

作戦会議の翌日の今日。

学校が終わると同時に、作戦その1が決行された。

相変わらず足早に教室を出て行ってしまった風磨くん。

それを見送った私たちは、凛汰くんに会うために電車に乗って南條高校へと向かった。

部活が終わる時間を見計らって、ゆっくり電車に揺られてきた私たちは、ちょうど部活が終わる時間帯に到着。

「ここで凛汰さんが来るのを待つの?」

南條高校から少し離れたところで校門を見つめるみんな。

……でも、どうしてここなんだろう?

ここからだと、校門から出てきた凛汰さんを追いかけなくちゃならないうえに、校門から出てくる人たちの顔が少し見えにくい。

もう少し近くてもいいんじゃないのかな?

「そうだよ♪ “僕たちは”ね」
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