ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
* * *

凛汰くんと別れて特別寮に帰って来た私たち。

流れる空気は重たいままだけど、考えてる事はきっとみんな同じだよね。


“風磨くんのために何か出来ること”


ーバタン。

自分の部屋に入ってふかふかのベッドへダイブ。

……と言っても。

私は風磨くんのために何が出来るんだろう?

帰ってくる途中もずっと考えてたけど、答えは出ないまま。

そして考えている間に──────────

「……ん」

窓から差し込む光は夕日から月明かりに変わっていた。
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