ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
私が好きなやつだ!

「ありがとう!」

「そんなに喜んでくれるなら毎日餌付けしようかな」

私の反応に風磨くんはまた「ふっ」と笑う。

え、餌付けって……。

お菓子に頼らずとも、私は既に風磨くんと楓くんの料理で餌付けされてるようなものなのに。

毎日のごはんをどれだけ待ち遠しく思ってることか。

「よいしょっと……」

風磨くんは一通り笑い終えると、ゆっくりと立ち上がってリビングの方へ移動。

そして、深いため息とともにソファに体を沈みこませた。

風磨くん、すごくきつそうだな……。

私は風磨くんの後を追ってソファの前に座り込む。
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