ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「えっと……」

……あ。

風磨くんは首を傾げてキョトン顔。

風磨くん、明らかに戸惑ってる……!!

「ほら! こないだ城本さんたちから助けてくれたから、そのお礼に!」

さすがにこの理由は無理矢理かな……?

城本さんたちから助けてくれたのなんて、こないだだけじゃないし。

でも私、バイトしてること知らない(てい)だしなぁ……。

あぁ、ダメダメだ。

全然頭が働かない。

「じゃあ──────────」

……?

思わず俯いた私の視界に入ってきた風磨くんの大きな手のひら。

「手のマッサージしてもらおうかな」
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