ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
え!?

勢いよく風磨くんを見上げれば、キョトン顔はいつの間にか意地悪な笑みへと変わっていて。

手をヒラヒラとさせながら、風磨くんは私の出方を伺っている様子。

ま、マッサージ!?

想像もしていなかった答えに、私はパチパチと瞬きを繰り返す。

それって……。

ふと自分の両手に視線を落とす。

風磨くん(男の子)の手を握る”ってこと──────────

「ふっ……相変わらず恋々愛ちゃんは可愛いね」

そう言っていつもの優しい笑みを浮かべた風磨くん。

あ……。

「気にしないで。冗談だか────────」
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