ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「ゆ、ゆう……ら、くん……」

声が上ずりながらも、なんとか口に出来た。

は、恥ずかしい……!!

男の子の名前呼ぶのってこんなに恥ずかしかったっけ!?

私は恥ずかしさのあまり、優羅くんから視線を逸らした。

「よくできました」

「っ……!!」

梅乃くん、バカにしてる!

私が恥ずかしそうにしてるの見て絶対バカにしてるよ!!

むぅっと口を噤んで優羅くんを見上げれば、相変わらずポーカーフェイスのままじーっと私を見つめていて……。

何なに? 今度は何?

「かわいい」

…………。
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