ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「……うん。ありがとう」

風磨くんはそう言って、ふわっといつもの優しい笑みを浮かべた。

これから凛汰くんたちに辛い現実を伝えないといけない。

伝え方も、会わせ方も考えないといけないし、それに対して兄弟たちのケアも必要。

それに、風磨くんにとっても大切なおばあちゃんなのだから、風磨くん自身も心の整理が必要なはず。

だから、風磨くんだけで抱え込むんじゃなくてみんなで考えて乗り越えるんだ。

きっとみんなでなら大丈夫だから──────────





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