ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
いつもなら、HRが終わるとすぐに帰るんだけど、今日は日直だから、日誌を書かないといけない。

そして、その存在をHRまで忘れていた……。

「んー!」

ポンっとシャーペンを放って、ぐーっと背伸びを一つ。

日誌って何書けばいいかわかんないんだよね……。

全然行が埋まらないよ。

いつの間にか窓から見えていた青空がオレンジに染まっていた。

よし……あともうひと踏ん張り。

…………って。

「黒板消してないし」

ふと目に止まったのは、黒板に書かれた藤崎先生のキレイな文字。

消さなきゃ……。
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