ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ーバタンっ。

私、まだまだ嫌がらせ受けるんだ……。

それを知らされただけで、なんだかより疲れが増した気がする。

「もう出てきたら?」

ービクッ。

い、今の……楓くんの声だよね?

私の存在に気づいてる!?

「そこにいるんだろ?」

バ、バレてるー!!!

四つん這いの私の視界に入り込んできた、ズボンの裾と上履き。

どうしよう……なんて言い訳したら……!

「なんでずっとその格好?」

私の目線ぐらいまでしゃがんで、不審そうに顔をしかめる楓くん。

お、怒られるー!!
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