ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
な、なるほど……。

楓くん、優羅くんの考えてること丸わかりなんだ。

……というか、この中で分かってなかったのってきっと私と凛音くんぐらいだよね……。

「それじゃ、どー頑張っても僕と恋々愛ちゃんは離れるじゃん!」

「残念だったな凛音」

落ち込む凛音くんのほっぺを風磨くんは勝ち誇ったニコニコ顔でツンツンとつつく。

風磨くん……。

それじゃ凛音くんに逆効果─────

ーゴツン。

「いって!」

……ほら。

案の定、凛音くんは風磨くんに重い頭突きをおみまいする。

ふんっとそっぽをむく凛音くんと、頭を痛そうに抑える風磨くん。
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