ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「恋々愛、なんで顔真っ赤なの」

ースっ。

!!!!

心配そうに私の紅潮した頬に触れる優羅くん。

「すごい熱い……具合悪い?」

優羅くんのまっすぐな眼差しに見つめられて目が離せなくて。

ードクン、ドクン……。

私の心臓は痛いぐらいに反応する。

そ、それは、具合悪いんじゃなくて、優羅くんが近いからだよ……!!

「だ、大丈夫だからっ……!」

このままだとドキドキしすぎて爆発しそう……。

「?」

なんとか絞り出した私の言葉に、優羅くんは不思議そうに首を傾げたけど、なんとか顔を遠ざけてくれた。
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