ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
心配そうに眉根を寄せて私を見つめる優羅くん。

あ、あぁ……そういうこと。

確かに、嫌がらせは減っても、鋭い視線は変わってないもんね……。

「ごめんなさい……」

また優羅くんに気を遣わせてしまった。

ごめんもありがとうも、1回じゃ足りないぐらい。

迷惑ばっかりかけて……。

「恋々愛が謝ることじゃない」

その優しい声にゆっくりと顔をあげれば、相変わらず真っ直ぐに私を射抜くキレイな瞳と視線が絡む。

「恋々愛が嫌がることはしないって、約束したから」

あ……──────────

『絶対恋々愛の嫌がることはしないって約束するから』
< 516 / 1,130 >

この作品をシェア

pagetop