ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
優羅くんの一声で一気にまたガヤガヤし始める生徒会室。

……でも、夏祭りの時と違って、今度は生徒が相手なわけで。

違うクラスに手伝いに行くの、緊張するなぁ……。

そんなことを考えながら、深いため息をついた、その時。

ーガチャ。

!!!

ーゴンッ!

「痛っ」

突然開いたドアに、すぐそばに立っていた私はおでこをぶつけた。

うぅ……。

「お前そんな近くにいるなよ、危ねぇだろ」

私は頭を抑えながら涙目でドアを開けた張本人を見上げる。

ドアを開けたのは楓くんのようで。
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