ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「ご、ごめんなさ──────────」

ースッ。

!!!!!

謝りかけた言葉が思わず途切れる。

近づいてきた楓くんのキレイな指が、私のおでこにそっと触れたから。

な、なな、なっ……!!

「少し赤いけど腫れてはなさそうだな」

そう言いながらパッと手を離す楓くん。

ど、ドキドキする間もなく終わった……。

優羅くんも楓くんも、風磨くんに負けず劣らず女の子の扱い慣れすぎてないかな?

こっちの心臓が持たないよ……。

「あ、そうそう。明日から、お前は俺と動くから」

「……へ?」

疲弊した心臓を抑えながら、私はパッと楓くんを見上げる。
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