ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
しかし、優羅くんはなんだか心配そうに眉を寄せていて……。

優羅くん?

ースッ。

!?!?

私と目が合うなり、そっと優しく私の頬に手を添える優羅くん。

その真っ直ぐに私を見つめる瞳に吸い込まれそうで。

ードクンッ、ドクンッ。

私の胸は激しく脈を打つ。

「目元、赤い……」

…………あ。

ボソッと呟かれたその言葉に、私はハッと我に返った。

それでそんな心配そうな顔……。

……いや、でも。

ち、近い……!!!
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