ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
た、助かった……。

最近ホントにドキドキしすぎて、心臓が持たないよ……。

私はみんなに気づかれないようにそっと一息つく。

……………。

……って、あれ? そういえば……──────────

「優羅くんたち、ステージ発表は?」

私は優羅くんと凛音くんを見つめて首を傾げる。

二人とも、ついさっきまでステージの上で司会やら裏方をしてたはず。

どうしてここに……。

「もうステージ発表は終わったよ! ダッシュで片付けまでしてきたんだから!」

「ああ」

ニコニコ笑顔で自慢気にそう言う凛音くんと、短く同意する優羅くん。

え、終わったって……もうそんな時間!?
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