ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
突然後ろから誰かにぶつかられ、体勢を崩した私は思いっきり何かに激突。
痛たた……。
強くぶつけた鼻頭を擦りながら、そっと目を開けて初めて、私はぶつかったものが何なのかに気づいた。
……あっ!!
ぶつかった大きな背中がくるりとこちらを振り返る。
「っ……お前」
わっ……。
神々しく煌めく金色の髪、二重のアーモンドアイ、長いまつ毛、高い鼻、少し開いた口元から覗く八重歯……。
か、かっこいい……。
──────────それが私と彼の出逢い。
私はそれからヒーローのように痴漢から救ってくれた彼のことを意識し始めて……。
クラスは違うけど同じ学年ということがわかり、何度か廊下ですれ違うこともしばしば。
痛たた……。
強くぶつけた鼻頭を擦りながら、そっと目を開けて初めて、私はぶつかったものが何なのかに気づいた。
……あっ!!
ぶつかった大きな背中がくるりとこちらを振り返る。
「っ……お前」
わっ……。
神々しく煌めく金色の髪、二重のアーモンドアイ、長いまつ毛、高い鼻、少し開いた口元から覗く八重歯……。
か、かっこいい……。
──────────それが私と彼の出逢い。
私はそれからヒーローのように痴漢から救ってくれた彼のことを意識し始めて……。
クラスは違うけど同じ学年ということがわかり、何度か廊下ですれ違うこともしばしば。