ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
すると──────────

ームギュッ。

「!? い……いひゃいよ、いほいふん!」

おもむろに私の頬をつねった依織くん。

い、痛い……!!

私はたまらず、依織くんの顔を見上げた。

っ!!

「恋々愛は俺の彼女だろ?」

何……この冷たい目。

依織くんじゃないみたい……。

突き刺すような鋭い視線に、頬の痛みより心の方が痛くなって……。

「他の男と二人っきりとかありえないから」

──────────怖い。

依織くんってこんな人だったっけ……?

「わかった?」
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