ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ゆーくん??

「優羅、珍しく起きてんじゃん」

感心したようにそう呟いた楓くんの声に、私もみんなが見つめる先へ視線を向けた──────────

-ドクンッ。

っ……。

振り向いた瞬間、バチッと目が合って……。

窓から差し込む陽の光で艶やかに煌めくふわふわの赤髪。

彼の眠たげなアーモンドアイが真っ直ぐに私を捉える。

なんだろう? この不思議な感覚。

男の子なのに“嫌”っていう気持ちが湧き上がってこない。

どうして……──────────

「ここあ……」

……っ!?
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