ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ーギュッ。

「気分転換、しよう」

「え? ……優羅くん!?」

そう言って驚く恋々愛の小さな手を握り、俺は寮と反対方向へと歩き出す。

不安も悩みも全部、忘れさせるから……。

君を笑顔にするのは、いつだって俺でいたいんだ。

君のヒーローは俺がいい──────────

* * *

「こ、ここは……!」

「恋々愛、好きでしょ」

恋々愛の手を引いてやってきたのは豆柴カフェ。

恋々愛の笑顔を引き出すのには最適の場所だ──────────
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