ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
俺……猫っぽい?

恋々愛の発言に首を傾げる。

猫好きそうっては言われることあるけど、猫っぽいと言われたのは初めてだ。

自分ではそう思わないけど……。

でも、恋々愛が言うのならそうなのかもしれないと思ってしまう俺は、相当単純だ。

「クゥ~ン」



次は足元で何かモゾモゾとした感触。

そっとテーブルの影から顔を出したのは、白柴。

「お前もか」

手元の黒柴を抱えたまま、もう片方の手で足元に擦り寄ってきた白柴を抱えあげる。

小さい豆柴は片手で持ち上げられるほど軽くて。

白柴は俺の足の上に降り立つと、腕に収まるどころか、ブレザーの中の方へとどんどん潜っていく。
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