ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「そこはダメ」

くすぐったいから。

「おい……登ったら危ないだろ」

ブレザーの中へと向かう白柴を必死に片手で阻止していると、もう片方の手で抱き上げていたはずの黒柴が隙を見て肩の方へと登っていく。

自由すぎる……。

「ふふっ」



俺は必死に両手で好奇心旺盛な豆柴たちを食い止めているのに、それを見てる恋々愛はとても楽しそう。

なんで笑って……。

そんなにおもしろいか?

「優羅くん、すごい懐かれてるね」

「遊ばれてるだけだろ」

懐くってゆうのは、恋々愛の腕の中で今にも寝そうな感じでウトウトしてる茶柴みたいなやつのことで。
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