ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ボールを転がして走り回ったり、じゃれあったり、喧嘩したり、そんな中で爆睡していたり……。

可愛い……。

恋々愛があの中で豆柴と戯れる光景が容易に想像出来る。

「いいよ」

「やった!」

今にも寝そうな茶柴を大切に抱き抱えたまま、すぐさま奥の方へと駆けていく恋々愛。

その後ろ姿は子どもの頃と何も変わってなくて。

「ふっ」

思わず頬が緩む。

俺もそっと席を立ち、腕の中でリラックスしてる二匹を連れて恋々愛の後を追った。

すると、もうすでに豆柴に囲まれている恋々愛。

人間にもたくさん好かれるだけあって、豆柴界でも大人気だ。
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