ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
いつから、って……。

「僕も“凛音くん”って呼んでほしいー!!」

「ええ!?」

そ、そんな……。

結構恥ずかしいんだよね……男の子を名前で呼ぶの。

“優羅くん”って初めて呼んだ時も変な感じだったし。

うぅ……どうしよう……。

ードスッ。

「恋々愛をいじめないで」

林山くんの座っている真横に自分の荷物をドスッと下ろして、林山くんをジーッと見つめる優羅くん。

「やーだー!! 呼んでもらいたいー!!」

それでもめげることはなく、林山くんはダダをこねるように手足をバタつかせる。

そしてうるうると子犬のような瞳で私を見上げた。
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