ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
ほんと、今日はなんだかおかしい気がする。
「……で、どこを教えたらいい?」
「あぁ……勉強してて分からないところがあったら聞いてもいい? パッと思い浮かばなくて……」
「分かった」
そういうなり、桜川はすぐさま教科書と参考書を広げて勉強を始めた。
桜川は勉強スイッチが入れば、すぐに集中して勉強が捗るタイプ。
何事にも本当に真面目。
逆に気を張りすぎて、体を壊しかねないんじゃないかと心配するほど……。
俺はそんな桜川を横目に、そっとIT関連の本を開いて自分の受験勉強を始めた。
……──────────
シャーペンがノートを滑る音。
本のページをめくる音。
俺と桜川の間に流れるのは沈黙だけ。
「……で、どこを教えたらいい?」
「あぁ……勉強してて分からないところがあったら聞いてもいい? パッと思い浮かばなくて……」
「分かった」
そういうなり、桜川はすぐさま教科書と参考書を広げて勉強を始めた。
桜川は勉強スイッチが入れば、すぐに集中して勉強が捗るタイプ。
何事にも本当に真面目。
逆に気を張りすぎて、体を壊しかねないんじゃないかと心配するほど……。
俺はそんな桜川を横目に、そっとIT関連の本を開いて自分の受験勉強を始めた。
……──────────
シャーペンがノートを滑る音。
本のページをめくる音。
俺と桜川の間に流れるのは沈黙だけ。