ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
真っ直ぐに目を合わせて、私を安心させるようにゆっくりとしっかりと告げられた言葉。

『っ……』

……あ、また……。

ーズキッ……。

思い出さないようにしてるのに、気づいたら一昨日の夜のことを思い出してしまう。

「はぁ……」

私は深いため息をつきながら机に突っ伏した。

何がダメだったのかな……。

「そもそも何で優羅くんのこと“ゆーくん”って呼んだの?」

「私もわかんない……気づいたら無意識に言ってて」

凛音くんがそう呼んでるからうつっちゃったとか?

……いや、8ヶ月近く一緒にいてそれは今更すぎるよね。
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