ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
「なんか、あれから優羅くんと話すどころか、目も合わないんだよね……」

朝ごはんの時も登校中もみんなと一緒だったけど、優羅くん全然喋らなかったし。

休み時間もずっと机に突っ伏してるし、昼休みの今はバスケ部の人たちに誘われて体育館でバスケしてるし……。

話すタイミングがなかっただけ?

私の気にしすぎ……?

「それって、いつもと違う呼び方されて恋々愛を意識してるからとかじゃなくて?」

…………。

「えっ」

私は涼華ちゃんの言葉に勢いよく顔を上げる。

すると、目の前には涼華ちゃんのニヤついた笑顔があって……。

意識、してる?

優羅くんが?

私を……?
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