ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。

…………え？

えええええ！？

「好き！？」

涼華ちゃんの言葉に数秒の沈黙の後、やっと理解が追いついた私は驚きのあまり思わず大声を出してしまった。

好きって、私が、優羅くんを！？

「え……嘘でしょ、人を好きになったの初めてじゃないよね？ 気づいてなかったの？」

「いやいやいやだって……！」

だって──────────

『恋々愛』

ードクンッ。

「初めて会った時からドキドキしてたし……一目惚れって感じでもなかったし……」

優羅くんに初めて感じた胸の高鳴りは、確かに恋じゃなかった。

何とも言えない不思議な感覚で。