ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
『一緒に暮らそう』

『……うん』

『ありがとう』



「うん……」

涼華ちゃんの確かめるような言葉たちに、コクリと頷けば、徐々に私の胸に引っかかっていた“何か”の正体が明らかになっていくようで。

「意識失いかけて一番初めに顔が浮かぶなんて、私は恋以外考えられないな」

“恋”……。

私、優羅くんのこと──────────


『恋々愛』


っ……!!

ードクンッ。

ずっと胸に引っかかっていた“何か”。
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