ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
その正体がわかった途端に、私の顔は一気に熱を持って。

そして、それを肯定するように胸がドクンッと呼応した。

……でも──────────


『っ……』


ーギューッ。

自分の気持ちが分かったら尚更、優羅くんに避けられている現状がより辛くなって。

「うぅ……」

苦しい……。

私はそのまま再び机に突っ伏した。

「どうしよう……」

まさか、卒業までこのままなんてことないよね?

……いや、あの優しい優羅くんの態度が変わっちゃうぐらいだもん、ありえないことは無い……。
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