ワケあり女子高生、イケメン生徒会と同居します。
『優羅くん、これとかどうかな……?』

『いいと思う』


『これ可愛いね……!』

『瑛琳喜びそうだな』


『恋々愛、俺が持つから』

『え、いやでも……』

『いいから』



ちゃんと会話しているようで、一度も優羅くんと目が合わなかったな……。

やっぱり、私の顔見るの嫌なのかな……?

ーズキンッ……。

そう嫌な方にばっかり考えて、また自分で自分の胸を痛めつける私。

でも、それ以外に目を合わせてくれない理由なんて……。

重い足取りで優羅くんの後を追って私もリビングへと向かう。
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