あの日の空は綺麗だった。
「りょーすけっ!放課後暇か?遊びに行こ
ーぜ!」


6時間目の国語が終わったあとで眠気をふ

っ飛ばしたのは友達の俊哉の声だった。


「あー、まあ空いてるけど、どうせ合コン

だろ?お前が調子いい時は彼女が迎えに

来る時か合コンの時の二択だろ?」

げっ、と図星をつかれたように俊哉が

ビクッとした。
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