瞳の奥
エピローグ

ユグドラシル事件は萩原の逮捕により、一旦は終わりを向かえた。残党も各地へ散らばったが、整理次第、全国の所轄へ指名手配として出すことになっている。

ユグドラシルの貢献として一課は二週間の休暇を与えられた。もちろん私も蓮も休みのため、私達は二人とお腹の赤ちゃんを連れて、ハワイの蓮の別荘に来ています。
しかもプライベートジェットらしい。

入国審査とかは、日本警察だからとかでスルーされちゃいました。
改めて蓮の権力が凄いことを思い知らされています。
しかも別荘が豪邸なので、圧巻としか言い様無いのです。

ですが、さっきから蓮はずっとあることで、おねだりしてくるのです。

「だからしてよーー」

「嫌って言ってるでしょ。私にその趣味はないわよ。」

「でも、この間はしてくれたじゃん。」

「なんでハワイにまで来てあんなバカらしいことしないといけないのよ。」

「バカらしいんじゃないよ。麗奈と一緒にいれるから素晴らしいことなんだよ。」

と言うやり取りをもう10回以上してる。

「いつまで続けるのよ、このバカな話。」

「麗奈がするまで。」

「したら、大人しくしなさいよ。約束守れないようなら、、」

「約束する。」

「解ったわ。」
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