瞳の奥
数分後、蓮は大量の氷と水を持ってきた。

私は、落ち着くためにも水を一旦飲み、蓮をベッドに座るよう促しゆっくりと話始めた。

「私ね、昔は蓮のこと好きだったの。大好きでいっしょにいたいって思ってたの。
でもね、いつからかその気持ちは薄れていってしまったの。」

「あぁ、知ってる。俺が警察になるのを目指し始めた頃からだろ？」

「うん。でも警察って言う仕事は命懸けだから、そう言う感情は捨てないといけないんだろうなって思ったから。
それと同時に蓮が目指してるものはカッコいいなって思うようになったの。」

私はゆっくりと連の傍による。

「最初は、蓮が警察官になってやっぱりなって良かった、達成感あるって言ってることが解らなかったし、蓮が何故私も誘ってきたのか解らなかったんだ。
だから、同じ道を歩んだらどうなるんだろうと思って警察官になって、今まで見せなかった姿を見て蓮のことが怖くなっちゃったの。」

蓮は何も言わずに私のことを、しっかり聞いてくれてる。
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