瞳の奥
「ただいまー。」

さっきの仕事部屋に戻ると蓮はインカム付ヘッドフォンを着けて話していた。

てか、手錠ついてるのにどうやってつけたんだ?いやヘッドフォンなら頑張れば着けれるのか?

私が入ってきたことに気づいた蓮は、後は頼むと良い電話切っていた。

「持ってきたよ。」

「ありがとう。って流石に着替えるのに手錠着けたままだと無理あるか。
わりぃ、着替える時だけ外してくれないか。」

「馬鹿、そのぐらい気付いてると思ってたわよ。ちょっと待っててね。」

私は一時的に片方だけはずしてあげ、蓮の着替えが終わると手錠を着け直した。
この手錠プレイいつまで続くんだが。。

「手錠着けててもヘッドフォンはつけれるのに。」

「それは、俺だから出来るんだよ。
さて、そろそろ何故こんなことしてるか話さないと麗奈が泣きそうだし取り調べ始めるか。」

「泣かないわよ、馬鹿。てか被疑者が仕切る取調室なんて聞いたこと無いわよ。」

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