瞳の奥
気がつけば、ユグドラシル事件追って１ヶ月が経過していた。

その際にユグドラシル関連で起きた事件は３件にのぼる。

ただ、３件とも容疑者と思わしき人物は浮上しているものの決定的なアリバイがあるため踏み込めないでいる。

そんな中、いつも通り蓮に送られて帰る途中、スーパーで食材を買おうとすると目眩と気持ち悪さが襲い、体がふらついた。

「ちょっ、麗奈大丈夫？？」

「ごめん、急に気持ち悪くなっちゃって…」

スーパーでの買い物を諦めて、家に帰ろうと言うが蓮は、渋い顔した。

「麗奈、病院行こう。」

「大丈夫だよ、ちょっと目眩しただけで。」

蓮は、私のことを信じず総合病院へ直行した。

病院に着いたら、蓮は既に話を通していたのか診察室まで着いていった。

中に入ると、蓮の幼なじみの翔お兄ちゃんが出迎えてくれていた。

「この病院って翔お兄ちゃんのところだったのね。」

「久しぶりだね、麗奈。話は聞いているよ。とりあえず検査するからね。」

「じゃあ、翔、終わったら連絡くれ。」

それから、いろいろと検査した後、翔お兄ちゃんから原因が解ったと言われ、蓮に連絡して来てから説明することになった。

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