瞳の奥
目が覚めるとベッドで寝ていた。
あれ?いつの間にベッドで寝たんだろう。
しかも携帯も横にある。
移動した記憶は無いけど、昨日は疲れていたからだろと思い深く考えないことにした。
携帯を見ると時間は6:30
蓮からの連絡や部下達の報告メールが入っていた。
蓮からの連絡には、リビングに仕事出来る環境は整えたからと言うものだ。
あとは、区役所に行かないと駄目なんだけど、体調的に大丈夫そうなら連絡して欲しい。と言うものだ。
ひとまず、今起きたことだけ連絡入れる。
すぐ、電話かかってきた。
『おはよう、麗奈』
「おはよう、蓮」
『体は大丈夫?』
「まだ、ベッドの中で寝てるけど、昨日より落ち着いてる気はする。」
『一応、メール入れておいたけど区役所で母子手帳貰いにいかないといけないらしくて、体調良いなら午前中行かない?』
「うん、そうする。」
『解った、一度、警視庁寄ってから行きたいから9:30か10時とかになっちゃうけど良い?』
「あ、もしかしなくても私休むべき?」
『麗奈、まさかとは思うけど、昨日辛そうにしてたのに仕事するとか言わないよね』
電話越しでも解るほどの強い圧が。。
「しません、大人しく休みます。」
『よろしい、じゃあまた後でねー♪』
そうは言ったものの仕事はしたいから、リビング行って環境を確認しないとだね。
寝室を出たらモニター2台が置かれており、その下にデスクトップ本体がある。
確かに、これなら家でも問題なく仕事出来そうだけど、まさかこんなすぐに用意してくれるとは。。
私は、少しでも栄養を取るべく朝御飯を食べた。
そして、PCを立ち上げる。