瞳の奥
部下達の報告書を確認し、交友関係を洗うのと同時に私は別の指示を出すことにした。

それは、容疑者以外の人物が殺していた場合のアリバイ確認だ。テロリスト集団で目的も同じなら別の人物が殺人をするよう指示することもありえるからだ。

そのあと、暫く資料を確認していると蓮がきた。
そのまま区役所まで行き、ご飯食べて家に戻ってきた。

「家あがっても良い?」

と聞くので、断る理由も無いのであがってもらうことにする。

「あれ?」

「どうしたの?」

私は郵便受けを見ると不正票が入っており、
荷物の配達があったようで、宅配ボックスに保管してるみたいだったので、荷物を取り出すと、小さな封筒があった。

「差出人は無いのか、、俺も確認する。
とりあえず部屋入ろうか。」

蓮と二人、ソファーに座ると蓮が私を後ろから抱き締める形で座らされた。

「開けるよ?」

蓮は私が開ける姿を見つめている。
中身は、また見慣れたUSB。

「麗奈はそこで待ってて。」

蓮は私からUSBを取ると昨日置いてくれたデスクトップPCに指してフル画面で動画を開く。
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