瞳の奥
「ねぇ、蓮。思ったんだけど、このマントって目立つと思ってたけど、人混みの中だと普通の服とそんな変わらない?」

「そうみたいだな。ロングコートみたいに見えるのだろう、きっと。」

そう、有名な場合のためデートのために来たり観光のために来てる人が多いから目立つはずなのに、逆に私服感全快と言わんばかりの溶け込みぐらいを出していた。

私達は展望台まで上がってみることした。

「人多いね。」

私達は、展望デッキには行かずカフェに入って様子を見ることにした。

今のところ怪しい人物は見当たらないが油断は出来ない。

カフェで様子を見ていると辺りを見回して警戒している男性がトイレに向かっていった。

「蓮、あそこ。」

気づかれないように小声で蓮に言うと、
一緒に来てと言って後を追うことにした。

蓮は、どこかに連絡をするなり、怪しい男を追った。

トイレ付近は人は誰もおらず、怪しい人物は中に入っていた。

「よし、行くか。」

「ちょっ、待って。男子トイレ入るの?人来るじゃん。。」

「ここには誰も来ないから大丈夫だから。」
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