瞳の奥
あれから、どのぐらい過ぎたのだろうか。

私は暗闇から目を覚ましたら高級なベッドに寝かされており、ベットの隅で手を握りながら寝てる蓮の姿をみた。

起き上がろうと体を動かすと蓮も目覚める。

『麗奈!!大丈夫か?目が覚めてほんとうに良かった…』

『私はいったい、、』

『約束の時間になっても麗奈の姿が無くて、心配になって皆で探していたんだよ。
そしたら、森奥の小屋に閉じ込められていて、声かけても反応無かったから不安で。。』

『また迷惑かけちゃったね。』

『親父もこのこと知ってて、警察沙汰として事件性ありとして極秘捜査を行ってる。
一歩間違えたら麗奈が死んでたかも知れないから当然だな。』

蓮は私をお姫様抱っこして抱き締めて、まるで壊れ物を大切に抱えるように言った。

『俺は警察になる。こんな思いしないためにも。麗奈を護る力を手に入れるために。』
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