桜が舞い、君に出逢う。


とうとう来てしまった、放課後が。

震える足を何とか動かして、

体育館裏に向かう。

体育館裏に居たのは、

希空が殴った彼女と仲が良かった陽キャ達。

一対三。絶望。

「あっ、来たきた〜。」

彼女の友達、名前がわからないので

友人Aとしよう。

友人Aは嬉しそうに私の腕を引いて、

体育館裏の壁に背中を押し付け

3人で囲った。

「な、なんの用でしょうか。」

震える声を振り絞って、

彼女たちに理由を尋ねてみる。

理由なんてわかりきってるけど。
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