桜が舞い、君に出逢う。
「いや、美緒1人を3人で囲うって、美緒からしたらマジ怖いかんね。美緒の気持ちわかってる?」

「わ、わかってなかったかも…しれない。」

友人Cが、渋々アイツの言葉を認める。

「わかったんならもう美緒にも、俺にも構うのやめてくんない?迷惑だから。」

その言葉を後に、アイツは私の手を取って

階段を下っていった。

「えっ、ちょっとまっー」

「待たない。」

私の言葉は虚しくアイツに遮られてしまう。
< 113 / 300 >

この作品をシェア

pagetop