桜が舞い、君に出逢う。
夜明に泣いていたヒロインを、

ヒーローが慰める。

大体はそんな感じの小説。

恋愛小説は、嫌いじゃない。

好きでもないけど。

現実とかけはなれていて、共感できない。

夢を見られて、嬉しくなる。

自分でも、この矛盾した感情が

よくわからなくなる。

「はよー!彼方!」

あぁ、耳障り。

1人だけの空間に閉じこもって、

ずっと眠っていたい。
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