桜が舞い、君に出逢う。
「めいは音瀬くんのことが好きなの?」

「好きじゃないよ!だって、…」

「どうしたの?」

「う、ううん!あのね、私が言いたかったのはね、2人が並ぶと美男美女で超お似合いだったんだよ!」

「美男…美女…?」

私はありえない単語に眉をひそめる。

「わぁ、そんな嫌そうな顔しなくていいじゃーん!花恋、本当に可愛いんだからね?いや、可愛いって言うより美人!女神様!」

「何それ」

自分が思っているより低い声が出て、

めいにビックリした顔をされる。
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