桜が舞い、君に出逢う。
めいといると、笑顔が絶えないから

結構好きな方だ。

「うわー、飛鳥さんってそんなふうに笑うんだね。」

「…?」

あまり聞きなれない声、

誰だろうと振り返ると、そこには

私の宿敵(決めつけ)音瀬 彼方がいた。

思わず眉間にシワがよってしまう。

「何でしょう?」

「あれ、飛鳥さん俺の事嫌い?」

音瀬くんはコテン。と顔を傾け、

不満そうに唇をとがらせる。

「好きか嫌いかと言われたら普通…。」

「ならいいや!じゃあね!」

そう言うと男子の方へと戻って行った。

何あれ、急に来て帰って…嵐みたい。
< 142 / 300 >

この作品をシェア

pagetop