桜が舞い、君に出逢う。
別にいいけれど、

桜太くんは誰を呼ぶのかしら。

「私は別にいいけれど、向こうは誰を呼ぶの?」

「えーっとね、彼方くんだよ。」

...絶句。

「ごめんなさい、それなら私は行けないわ」

「うそぉ!何で!?」

「音瀬くん、多分私のこと苦手なの。だから音瀬くんと私が二人きりになるのは相手の精神的に辛いと思うのよ。」

「そんな〜!でもねでもね、私花恋以外にも友達はいるけど、みーんな下心持ってるの!」

下心?

よく分からない言葉に戸惑う。
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