桜が舞い、君に出逢う。
椅子に座らせると、水を買って音瀬くんに差し出す。

「ありがとう」

素直に水を飲み、少し遠くを見させる。

「ごめんね、音瀬くん。強引に2人を引き離せてしまって」

「ううん。いいんだ、それに、そっちの方が好都合だったでしょ?」

「えっ」

「櫻さん、桜太の事好きそうだったし。それに、桜太も櫻さんのこと好きだし」

「えっ、そうだったの!?」
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