桜が舞い、君に出逢う。
家の中に入り、家族に挨拶を済ませると、
赤い絨毯の広々とした空間に連れてこれられた。

「僕のお父さんは洋楽の人だから、洋楽器は一通り出来るんだけど、僕が特に出来るのはこれかなぁ。」

彼方が見せてくれたのは金色の金管楽器。

「これって、トロンボーン?」

「うん、そうだよ!よく知ってるね!」

「えぇ、洋楽器も和楽器も、一通りの知識は持っているの。」

「へぇ、凄いんだね!それじゃあ今からなにか演奏しようかな...剣の舞なんてどう?」

「えぇ、知ってるわ。」
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